リレーコラム:2025年11月 『想いのバトン』照田 知慧(てるた ちえ)
- 広報 株式会社グランドメソッド

- 2025年11月28日
- 読了時間: 4分
執筆者紹介:照田 知慧(てるた ちえ)
集団音楽教室『リトミックコース』『音楽療法ムジカピアコース』『声楽個人実技レッスン』を担当。これまでに『総合(小学生ベーシック)コース』『年中長総合コース』の教室長や、花まる学習会での集団授業も経験し、多くの子どもたちと関わってきました。
現在は、0歳から楽しめるコンサートの企画・運営にも力を注いでいます。学生時代からミュージカルなどの舞台にも数多く出演し、豊かな表現力と温かい人柄で、子どもたちからは「ちえ先生」として親しまれています。二児の母としての視点を活かしながら、音楽を通して子どもたちの成長を支える、明るくエネルギッシュな先生です。
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『想いのバトン』
先月10月、花まるグループが主催するコンサート『Shining Hearts’ Party』が開催されました。『Shining Hearts’ Party』は、本格的な演奏を味わいながら、年齢や障がいの有無を超えて誰もが楽しめるバリアフリーコンサートです。20年以上続くこの舞台に、例年はアノネ音楽教室の講師が出演しておりましたが、今年は初めて、アノネユースオーケストラのメンバーがアノネ音楽教室の代表としてステージに立ちました。
このユースオーケストラの中には、教室開講当初から10年ほど通ってくれている生徒たちもいます。ありがたいことに、私も子どもたちのオーケストラをバックに1曲歌わせていただきました。生徒たちとの初共演。これまで多くの舞台を経験してきましたが、この日の感動は格別でした。
今回出演したのは15名ほどのメンバーですが、この中で音楽の道を目指しているのは1〜2名です。音楽の道に進まなくても、全員が真剣で、仲間と音を合わせる喜びに夢中になれる——そんな姿に、音楽を通じて得られる成長や人とのつながりを改めて感じました。
また当日は、演奏だけでなく、来場者向けの楽器体験ブースでも大活躍。ヴァイオリンやチェロを体験したいという子どもたちの列ができ、一人ひとりに丁寧に声をかけ、褒め、次の子へとスムーズに案内してくれました。まだ小学生だった頃のみんなを思い出しながら、頼もしく成長した姿に胸が熱くなりました。
またこの夏、数年ぶりに音楽合宿に参加したときのことです。今年はユースリーダーとして中高生・大学生たちがスタッフとして参加してくれました。年長さんや小学生の後輩に演奏のアドバイスをしたり、困っている子にそっと寄り添ったりする姿は、まるで若い講師そのものでした。あるユースリーダーに「教えるの上手だね!」と伝えると、「当たり前でしょ!ずっと○○先生のレッスン受けてきてるからね!」と返ってきました。その言葉に思わず笑ってしまいながらも、かつての担当講師たちの教え方や声かけの仕方が自然と受け継がれており、「教育のバトン」が確かに手渡されていることを感じました。
私たちアノネ音楽教室では、音楽の技術や知識だけでなく、音楽を通して人と関わる力や自分を表現する力、やり遂げる力を身につけてほしいと、講師一人ひとりが信念を持って日々のレッスンに向き合っています。その積み重ねが10年を経て、ユースの生徒たちの姿として形になって現れた——そう実感できた出来事でした。
自分の子育ての中でも、ふと同じように「バトン」を感じることがあります。
子どもたちのご飯やおやつを考えるとき、一緒に何をして遊ぶか考えるとき。気づかぬうちに、母から受け取ったものが自然とよみがえってきます。忙しい中でも栄養バランスを考えてごはんを作ってくれたことや、手作りお菓子を一緒に作った経験、日々の何気ない声かけなど。
育児も教育も“バトン”として、想いや願いは確かに受け継がれていくのだと感じています。今を急がず、10年後、20年後を信じて関わることも大切なのだと思います。
私が教室長を務めているリトミックも、まさに“未来への種まき教育”といえます。
子どもたちが「楽しい」と感じる体験を通して、心と身体の発達を促し、表現力、集中力、自分をコントロールする力などを育てていきます。子どもたちが本来持っている力を信じ、その可能性を最大限に引き出せるよう、これからも子どもたちの成長をサポートしてまいります。
アノネ音楽教室 照田 知慧(てるた ちえ)- ちえ先生 -
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